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就活生は論理で行き詰まったら、直感に開き直ることも必要——「ジブンと社会をつなぐ教室」schoo森健志郎氏特別インタビュー(前篇)

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時には直観に対して開きなおることも重要

保持:その後、24歳にして起業したと聞きました。事業アイデアを思いついた翌日にはもう辞表を書いていたそうですね。いろいろ考え込んだりはしなかったんですか。

森:何かを決めるときは、直感的に決めるか、論理的に決めるかの二択しかないわけです。でも学生とか20代そこそこって、少なくとも僕の場合で言うと、論理的に決めきれるほど人として成熟していなかったですね。だから直感的に「ここ面白そうだな」って飛び込んだ方が幸せになれそうだなと思ったのです。今でも悩んでいる就活生に会ったりするんですけど、論理的に決めなきゃ後悔するんじゃないかと思って、必死にできないフレームワークをなぞったりしている。

保持:大学生の頃は、受け売りの論理的思考がたくさん入ってきますからね。

森:自己分析とか、フレームワークを教えられるじゃないですか。就職活動でも、マーケットの競合会社はこうですが、御社はこうでといった論理をフレームワーク立てて説明しようとする。それが苦手な子や、初めて就職活動のときにやりだした子は絶対にうまく説明できない。それでは、仕事で論理的な説明に慣れている相手に刺さるはずはないですよね。論理的に語れることとか、整理することに対する努力から逃げてはいけないと思うんですが、ときには直感に対して開き直れることも伝える上では非常に重要だと思います。

後編(1月30日公開)へつづく

※本対談記事は「ウェブ電通報」でも掲載。


森 健志郎
スクー 代表取締役社長

1986年生まれ。2009年大学卒業後、リクルートにて広告営業、リクルートメディアコミュニケーションズにて広告制作 のディレクターを務める。2011年10月に株式会社スクーを設立。代表取締役社長に就任。「世の中から卒業をなくす」をミッションに、“仕事に活きる”コミュニケーション型動画学習プラットフォーム「schoo(スクー)WEB-campus」を手がける。


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