時代に合わせた企業・商品の変革(2)駿河園――抹茶の魅力を広める会社

一口で感じられる抹茶の贅沢を

広島の洋菓子店 パティスリー・イマージュの花口庄太郎シェフ監修で開発された「濃厚抹茶プレミアム生ロール」。最高級宇治抹茶[ 金天閣]を、シェフも戸惑うほどの量を使ってつくる。スフレタイプの生地は、通常の生地より焼き時間が短いため、抹茶の色、香りが失われにくい。

広島の洋菓子店 パティスリー・イマージュの花口庄太郎シェフ監修で開発された「濃厚抹茶プレミアム生ロール」。最高級宇治抹茶[ 金天閣]を、シェフも戸惑うほどの量を使ってつくる。スフレタイプの生地は、通常の生地より焼き時間が短いため、抹茶の色、香りが失われにくい。

抹茶を使ったお菓子のブランドや、和風甘味を扱うショップは数多くある。その中で、“お茶のプロ”である駿河園は、「最高峰の抹茶」を使用した菓子に特化することで差別化を図っている。

ここで、お茶の産地にひもづかない同社の特徴が生きてくると大淵氏は話す。「産地でないことは決して弱みではありません。全国の産地の茶をフラットに見渡して、本当に良いものを見極めることができますし、おいしいものであれば産地を問わず消費者に紹介することができますから」。

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