顧客を知るための投資〜キヤノンマーケティングジャパン

【連載企画】生活者に「選ばれる」企業をつくる デジタルマーケティング対談
第3回 キヤノンマーケティングジャパン 平林氏 × IMJ 加藤氏

imj0327
「徹底した顧客理解とマーケティングのPDCAサイクルの構築を進めることがデジタル部門の役割」として、 社内の各部署と連携して取り組むキヤノンマーケティングジャパン。 同社のデジタルマーケティングセンター所長の平林泰直氏とアイ・エム・ジェイ(IMJ)取締役COOの加藤圭介氏に聞いた。

マーケティングの原点は顧客を理解することから

加藤

様々なマーケティングチャネルがある中で、デジタルをどう位置づけていますか。

平林

顧客接点にはデジタルもあればアナログもあり、どれが有効かはお客様が決めることです。デジタルマーケティングだからといって、アナログを考慮しないようなスタンスでは顧客のインサイトを見失ってしまいます。両者は連携させてこそ効果を発揮するもので、そのためには顧客視点のカスタマージャーニーを描くことが重要です。

加藤

カスタマージャーニーを考える上で大切なことは何でしょうか。

平林

私たちは顧客の理解についてもっと貪欲になる必要があります。

お客様が製品を購入された本当の理由をとことん突き詰めていく。それでこそ適切なお客様に、最適なタイミングで、適正なサービスやバリューを提供することができ、期待する成果を導き出すことが可能になるはずです。

そのために鍵となるのはデータの活用です。具体的には、キヤノン製品のユーザーと非ユーザーの双方のデータがあるのが望ましい。他社ユーザーのデータは得られないので、サードパーティー(第三者)データなどをうまく組み合わせていくことが必要です。

加藤

キヤノングループはBtoBとBtoC双方でビジネスしています。それぞれプロセスや必要なテクノロジーが異なると思いますが、いかがですか。

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