広告世界最大手WPPは23日、英デーリー・メール、メッセージアプリ「Snapchat(スナップチャット)」と共同で、コンテンツ・マーケティング会社を設立すると発表した。当面はデーリー・メール電子版と、「Snapchat」上で、消費者を引きつけるコンテンツを配信し、広告主企業のマーケティングに生かす。ほかのメディア会社とも協業する方針。
デーリー・メール紙は1896年創刊の老舗タブロイド。一方、2011年創業のスナップチャットは写真や動画を送りあうアプリだ。米コムスコアの調べでは、Snapchat利用者の45%は18~24歳で、日間利用者数は1億人。動画は毎日、のべ20億回見られているという。デ-リー・メールは、Snapchatへニュース配信も行っている。
新会社トリュフ・ピッグ(Truffle Pig)は、コンテンツの企画制作、ソーシャルメディア管理、視聴者の獲得・分析を手がける。CEOには、WPP傘下のデジタル広告会社グループSJRのアレクサンダー・ジュコビッツ氏が就く。本社はニューヨークで、制作部をロサンゼルスに開く予定。
また、トリュフ・ピッグは、Snapchatの動画広告「3V」の制作にも携わる予定。「3V」はバーティカル・ビデオ・ビューの頭文字で、スマホをタテ向きにしたまま動画を見るのに最適化した広告枠。ユーザー投稿の写真や動画をテーマに沿って集め、そのうちの1つとしてタテ型の動画広告を入れる配信方法を採用している。
WPPは23日、英国の音楽プロデューサー、アレックス・ダ・キッド(Alex Da Kid)氏と、音楽をマーケティングに活用する新会社の設立も発表している。
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始
-
コラム
サムライマックのCMに「ありがとう」と言いたい(遠山大輔)【前編】
-
AD
販売促進
レッドブル、日本限定商品をクイズに 解けた人20%未満の難問企画
-
クリエイティブ (コラム)
アイデアが苦し紛れにくっつく瞬間がある――「KINCHO」ラジオCM制作の裏側
-
販売促進
ベビー用品の速達デリバリー 日本トイザらス、30分以内におむつやミルクを配達
-
特集
「宣伝会議賞」特集
-
販売促進
「認知獲得」「販促」の両方使えるリテールメディア特性がメーカーの混乱を招く