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「企業広報大賞」マツダに決定、経営者賞は伊藤忠の岡藤社長・ユーグレナ出雲社長に

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経済広報センターは1日、優れた企業広報を実践している企業や経営者、企業広報の実務者を表彰する「企業広報賞」の選考結果を発表した。第31回にあたる本年、その頂点となる「企業広報大賞」にはマツダが選出された。

(C)marquardt21 / 123RF

評価対象は2014年4月から15年3月までの広報活動となっており、マツダは独自の環境技術「スカイアクティブ」やデザインテーマ「鼓動」など、その背景にあるマツダの哲学・考え方を本社のある広島から世界へ発信してきた点が評価された。

同センターによれば、社会のマツダ車に対するイメージを向上させ、コーポレートブランディングに結びつけた点、地域のプロ野球球団やJリーグクラブ支援など経済、文化良方面で戦後の広島を支えてきた実績についても選出理由となっている。

マツダの小飼雅道・代表取締役社長兼CEOは、今回の受賞を受け、「マツダの商品やモノ造りの考え方、企業人格を伝えるべく、全社一丸となって地道に取り組んだことを評価していただいたものと認識している」とコメントしている。

企業広報経営者大賞は伊藤忠とユーグレナ

社内外の広報活動に熱心に取り組み、コミュニケーションを推進している経営者を称える「企業広報経営者大賞」には、伊藤忠商事の岡藤正広・代表取締役社長とユーグレナの出雲充・代表取締役社長が受賞した。

伊藤忠・岡藤社長は経営者と広報部門が一体となり、トップ直轄型の広報活動を展開。最近では「朝型勤務」という新たなワークスタイルを導入したことで積極的にメディアと対話し、社会での認知度を高めた点で注目を集めた。

ユーグレナ・出雲社長は2005年に会社を立ち上げてから14年12月に東証一部上場を果たした。ミドリムシの活用による社会貢献を訴え、大学発ベンチャー企業に求められる「信用」の構築と「発信」の充実に取り組み、研究開発型ベンチャーのイメージを変えた実績が高く評価された。

実務者の表彰にカプコン・田中氏、セブン&アイ・山口氏

このほか、広報活動の実務者やチームを表彰する「企業広報功労・奨励賞」にはカプコンの田中良輔氏(秘書/広報IR部長と兼務)、セブン&アイ・ホールディングスの山口公義氏(執行役員/広報センター・シニアオフィサー)が受賞した。

16年にわたって企業広報とIR業務に携わり、透明性の高い情報公開の姿勢を貫いてきた田中氏、グループ全体の企業価値向上を目指した積極的な広報活動を展開し、確固たるブランドを構築してきた山口氏の実績がそれぞれ評価された。


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