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230万回再生突破! BOVA受賞作「LOVE♡48 愛の48手組んでみた」監督に聞く制作の舞台裏

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第2回BOVAで審査員特別賞を受賞したレキットベンキーザー・ジャパンの「LOVE♡48 愛の48手組んでみた」が、YouTubeやFacebookで総計230万回再生を突破し(7月中旬現在)、大きな反響を呼んだ。制作者であるAOI Pro.の太田良監督に制作について聞いた。

いやらしく見えないように型の美しさを撮る

AOI Pro. 企画演出部 太田良さん

「LOVE♡48 愛の48手組んでみた」はコンドームブランド「Durex」の課題に応募された作品だ。テーマは「Durexで愛を正直に伝えたくなる映像」。AOI Pro.の太田良さんは「愛を形にする言葉、ということから考えはじめました。最初はもっとドライな48手を考えていましたが、Web動画であるからには、もっとバズにつながる要素が必要。そう考えて、キャストをプロレスラーにするなど、エンタメの要素が加わっていったんです」と話す。

苦労したのは、キャスト探し。知り合いのプロデューサーやキャスティングのプロに相談しながら、さまざまな可能性を探って行った。「ストレートに思いつくのは、AVに出演されている方から探すことなんですが、AVの方は組みあうことにある種の慣れがありそうだったので避けました。そこで映画やドラマに出演する女優さんが所属している事務所10社20人に声がけしましたが、OKの返事をくれたのは唯一この方だけでした(笑)」。男性は、本物のプロレスラー。こちらも人づてで千葉のプロレス団体KAIENTAI DOJOに直接電話し、紹介してもらうことができた。

演出に関しては、どんな点に気を配ったのだろうか?「あまり情感が入っていやらしく見えないようにしたかったので、あくまで『技』『型』としての完成度を高めることにこだわりました」。撮影現場の壁に型を一枚一枚並べて貼り出し、「次はこれを撮りましょう」と淡々と進めていったという。「ただし、時々『顔を近づけて』と注文を出したんです。すると、ちょっとドキッとした表情になる。そこを抜き出して使っています。また、カットがかかった後の素材を使っているシーンも実は多いです」。プロとしての演技に集中している合間に、ふと垣間見える素の表情が、見た人にきっと何かを残すのだろう。

この動画を、後日自分のFacebookにアップしたところ、国内外に波及し、なんと400人近い人から友達申請が来たという。「しかも6割近くがアジア圏からで、広告関係者以外にも、普通に魚屋のおじさんなどもいました。週刊ポストからも取材が来たり、各方面から反響がありました」。

ちなみに、制作スタッフは全員男性。「題材がよかったのか皆快く協力してくれて。普段の仕事ではできない題材を自由に楽しく作らせてもらいました」。


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第3回BOVAは10月スタートです!

第3回BOVA開催は、第2回よりも2カ月スケジュールを早め、10月1日の課題発表を目指して進めております。締切も3月から1月に変更し、より学生の皆さんにも応募しやすい賞を目指します。次回のBOVAにもどうぞご期待ください。

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