イノベーションは「新しさ」だけでは生まれない、マーケターが惑わされないための3つの方法


【前回のコラム】「あなたのブランドは「差別化」というワナに囚われていませんか?」はこちら

マーケターは新しさにどう対応するか

画像提供:Shutterstock

デジタルマーケティングのように日々新しいテクノロジーが生まれている現代、マーケターはとにかくイノベーションを求めるために「新しさ」に振り回されがちです。それは言い換えれば、「何が新しいのか」もしくは「どう新しいのか」という部分に、意識が向いてしまうということです。

「新しさ」に対応するには通常、二種類の方法があると思います。一つ目は、「新しさはそれだけで意味がある」と考えていち早く対応していく方法。二つ目は、「本質的には何も新しくない、やり方のみが変わっているだけだ」と、従来のやり方と比較して様子を見ながら対応していく方法です。

前者を選択するにしても、現実的には、所詮すべての新しいアイデアを吟味することは難しい状況です。したがって多くのマーケターは、結果的に後者の対応をとることを余儀なくされているでしょう。

自分自身もマーケターとしては、新しい手法について興味関心は強いのですが、いざ自社のブランドに取り入れるとなると途端に尻込みしてしまうことがあります。そんな時に自分自身が「新しさ」に対応していくときに、心がけている三つのアプローチを紹介したいと思います。

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鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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