テレビのおばさん化がもたらしたテレビ局の深刻な状況を心の底から訴えたい件

スポットではなくタイムを選んだスポンサーの声

もちろん、景気の問題は大きい。結局、広告メディアの収入は景気に一番左右されます。でも日本テレビだけ一人勝ちになっている説明にはならない。それとは違う要因がいま、働いています。

あるスポンサー企業の方が私に言いました。

「うちは前はスポット中心でしたが、ターゲットが30代なのにスポットだとGRPベースなのでF3中心に当たってしまう。だからいまはタイムに集中させて、30代がちゃんと見ている番組に絞っています」

なのだそうです。

これは一つの例ですが、スポンサーさんは考え始めています。テレビCMは効かない、と思っているのではなく、むしろ効果は感じている。けれども、今まで通りにはやらない。考えて、調べて、確かめて、テレビCMを使うようになっているようです。

今まで通りじゃ今まで通り儲からない。そういう状況です。勝ち負けもついてきています。だからどうするのか。テレビは次の進化が必要なのです。どこへ進めばいいか、みんなで模索する時になっているのですね。

そんなテレビとネットの先に何があるのか、ソーシャルテレビ推進会議では毎月みんなで考えています。よかったらここから覗いて、来てみてください。答えはわかりませんが、会社や業界の壁を越えてみんなで考えるのは、とりあえず面白いですよ!

1 2 3
境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ