ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜
境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Borer」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書「拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―」 株式会社エム・データ顧問研究員 お問合せや最新情報などはこちら。
このコラムについて
テレビとネットを舞台に、映像がどう進化しようとしているのかを最新事例をもとにレポートします。マーケティングの話も織り交ぜながら、映像の中身、クリエイティブの動向にも迫ります。
-
伝えたいことが見つかれば、それがブランドジャーナリズム
4月の中頃だったでしょうか。富川悠太氏の話がいきなりネット上で盛り上がりました。公式ホームページを立ち上げ、その中で「トヨタ自動車株式会社の所属ジャーナリストとして新たな一歩を踏み出しました」と宣言し...
-
インターネットで「メディア」は生き残れるのか? JICDAQに取材して考えた
私はマスメディア時代から業界にいる古い人間ですが、ネットにおける広告についてこのところずっと考えてきました。
-
「楽しくなければテレビじゃない」時代はもう終わっている。
広告業界がギスギスしています。そもそも広告制作者は黒子であり、業界誌以外には顔を出す機会はなかったと思います。世間的に槍玉に上がるなんて起こり得ないことでした。自分が育った故郷が叩かれているようで、悲...
-
YouTubeは「第6のテレビ局」になろうとしている。
「ビデオコミュニケーションの21世紀」というこの連載の視点で見ると、2020年はエポックメイキングな年でした。簡単に言うと、すべてについて支配的だった「放送」が新参者の「配信」にずいぶん押されてしまい...
-
2020年、日本の広告業界は谷口マサトを喪った。
谷口マサトとは特に仲が良かったわけではない。歳もひとまわりぐらい違うし、一緒に仕事をやっていたわけでもない。ただ、私は彼が好きだった。人柄はよく知らないので人間的にではなく、彼の発想とそれに基づいた仕...
-
ネット広告はテレビ広告を超えたけど、ネットメディアはマスメディアを超えたのか?
この「アドバタイムズ」で連載を始めたのは2014年の12月でした。もう6年も前なんですね。最近はペースが落ちてしまいましたが、「また書いていいですか?」と何ヶ月ぶりかで聞いても編集部が歓迎してくれるの...
-
広告のいちばん重要な機能は「心を動かすこと」です。
ほぼ一年ぶりに「アドタイ」で書きます。もはや連載だかなんだかわからなくなっていますが。
-
逆襲するテレビ〜視聴率は世帯から個人へ、量から質へ
先日、電通が「2018年日本の広告費」を発表しました。もう皆さんチェックしてますよね?私の興味はテレビとネットの関係なのですが、2018年は地上波テレビ広告費が1兆7848億円、インターネット広告費は...
-
「ひたすら量」から「先に質、次に量」へ。広告の指標が変わろうとしている。
「視聴率至上主義」などという言葉があります。これは悪いことだとされてきましたね。「視聴率のことしか考えてないなんて、最低の番組だ」とか言われて。
-
『カメラを止めるな!』は、なぜ爆発的にヒットしたか?関係者に聞いてわかったこと
前回の記事(『カメラを止めるな!』はなぜ爆発的にヒットしたか、考えられることを考えてみる)を公開してから早くも1カ月経ちました。そしてその後も、私はまだ『カメ止め』について考えています。