2位 佐野研二郎氏、五輪エンブレム制作過程を解説「自身のキャリアの集大成であり、盗用疑惑は事実無根」
広告界にとどまらず社会的話題に
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて制作されたエンブレムのデザインをめぐる話題は、社会的にも大きな話題になった。
国内外から集まった104作品から、「デザインとしての美しさ、新しさ、強さ。そこから生まれる展開力」を評価され、7月に採用が決まった佐野研二郎氏のデザイン。しかし、そのわずか数日後に状況は一変する。ベルギーの「リエージュ劇場」のロゴに酷似しているとして、ロゴ制作者が国際オリンピック委員会(IOC)に今回の五輪エンブレムの使用差し止めを求めて提訴。騒動となったことを受けて、佐野氏が8月5日に都内で開いた会見の模様を伝えたのが本記事だ。