見えない10億の仕事より、自分の手から100円のものを売りたい。(牧野圭太さん)

【前回】「糸井重里さんに聞いた“広告の世界から抜けだす方法”」はこちら

2015年12月31日で面白法人カヤックを退職し、株式会社コピーライターを設立した長谷川哲士が、「若手クリエイターが独立するときに大切なこと」を、同業種や異業種の先輩たちにたずねて回る!今、コピーライター、クリエイターとして独立するメリットや難しさとは?

今回のゲストについて

5カ月前に博報堂から独立した牧野圭太さんの名刺から、コピーライターという肩書きが消えていた。「自分で何もつくっていないというコンプレックスがあった」と話す牧野さん。新たに立ち上げたデザイン会社「文鳥社」で、どんなことを始めたのか。また、博報堂を辞めた理由とは?

 

※このインタビューは東京・下北沢にある本屋B&Bでのトークイベントの内容をまとめたものです牧野圭太(まきの・けいた)
株式会社文鳥社 代表

1984年11月21日生まれ。早稲田大学理工学部卒業。2009年博報堂に入社し、コピーライターに配属。その後 HAUKHODO THE DAY などを経て、2015年7月に「文鳥社」を設立。「文鳥文庫」や「旬八青果店」など、事業開発とクリエイティブを掛け合わせる業態を目指す。

 

やりたいことがたくさんあるから「自社事業」を増やしたい。

長谷川:

牧野さんと僕は

1984年生まれで同い年のコピーライター

なんですよね。でも牧野さんは5カ月前に独立したので、僕にとっては独立の先輩です。最初に、牧野さんが立ち上げた「文鳥社」という会社について教えてください。

牧野:

僕が立ち上げたのは「デザイン会社」です。デザインというとロゴやグラフィックなどの外面の仕事をイメージする人が多いかもしれませんが、それだけではなく、経営資源となるようなブランドづくりなど、

事業そのものに関わるような広い意味でのデザイン

を提供していけたらいいな、と思っています。

長谷川:

僕の今後の仕事は主にクライアントから依頼を受ける受託事業になると思うのですが、文鳥社の「受託事業」と「自社事業」の割合はどのような感じですか?

牧野:

多くの場合、デザイン会社というと受託事業をイメージしますよね。でも、僕は受託をできるだけ減らして自社の開発事業を増やしていきたいと思っています。

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長谷川哲士(株式会社コピーライター代表)
長谷川哲士(株式会社コピーライター代表)

島根県出身でリクルートに入社し、フリーを経て面白法人カヤック コピー部へ。
2015年の頭に12月31日でカヤックを退職することを宣言して働く。平成27年7月7日に株式会社コピーライターを設立。ドメインはcopywriter.co.jpを取得。フォロワー13万人越えのTwitterアカウント「コピーライッター」の中の人。これまで書いたコピーは、「元カレが、サンタクロース。」(なんぼや)、「そうだテンガでいこう」(TENGA)、「面白法人カヤックの、いちばん面白いコンテンツは、仲間です。」(カヤック)など。

Twitter:@aseetsu
facebook:copy.writter

長谷川哲士(株式会社コピーライター代表)

島根県出身でリクルートに入社し、フリーを経て面白法人カヤック コピー部へ。
2015年の頭に12月31日でカヤックを退職することを宣言して働く。平成27年7月7日に株式会社コピーライターを設立。ドメインはcopywriter.co.jpを取得。フォロワー13万人越えのTwitterアカウント「コピーライッター」の中の人。これまで書いたコピーは、「元カレが、サンタクロース。」(なんぼや)、「そうだテンガでいこう」(TENGA)、「面白法人カヤックの、いちばん面白いコンテンツは、仲間です。」(カヤック)など。

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