石焼き芋屋からカメラマン、プログラマーそしてECDへのキャリアアップ。AKQAロンドンのナカデ・マサヤさんに聞いた。

【前回】「なぜイノベーションがサンフランシスコで生まれるのか?ベイエリアの通勤事情に起業家精神の土壌をみる。」はこちら

海外で活躍する日本人に会いに行く

ナカデ・マサヤさん。AKQA Londonにて12年間勤務。現在はECDとして主にナイキのクリエイティブをグローバルで統括している。

慣れない外国に住むというのは本当に大変です。当たり前すぎて意識すらしなかった様々なことでさえ、海外に出ると途端にそのハードルがぐんと上がります。道が聞けない、コーヒーを注文できない。海外旅行に行ったことのある方なら誰しも経験があるのではないでしょうか?

もちろん好きで海外に出ているのだから、それに対して不平不満を口にしたいわけではありません。「苦労は買ってでもしろ」なんて言いますが、苦労をしたからこそ学ぶことも多いと僕は信じているし(信じないとやってられない)、折に触れ自分自身の成長を実感することもあります。わかりやすい例を挙げれば言葉(英語)であったり、指数では測れないもっと内面的、観念的なものもたくさんあります。もちろん外国にいかなければ学べないなんてことが言いたいのではなく、海外で生活していると誰もが経験する共通した苦労がいろいろとあるのです。

外国でうまく生きていくためには、そうした言葉の問題からはじまり、その国や地域の独自の文化やルールに適応していかなくてはなりません。郷に入っては郷に従えといいますが、その郷で一体何が起こっているのか、それが理解できないところからはじまるのです。

海外生活が長くなるにつれて、そんな苦境の中でもそれぞれの分野で活躍する日本人に会う機会が多くなっていきました。海外で、かつ「表現活動」を舞台に活躍している日本のクリエーター。そんな「侍」たちに話を聞きに行ってみることにしました。

今回はクリエイティブエージェンシー「AKQA」のロンドンオフィスにて、ECDとして活躍されるナカデ・マサヤさん。マサヤさんは僕がAKQAに在籍していたときの先輩です。とはいってもお互いサンフランシスコとロンドンという違うオフィスで、実際に直接お会いしてお話しするのは実は今回がはじめてです。まだ厳しい寒さが残る2月下旬。マサヤさんをロンドンに訪ねました。

次ページ 「AKQA ECD ナカデ・マサヤに聞く「インドへの一人旅からAKQAで働き始めるまで」」へ続く

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川島 高(アートディレクター)
川島 高(アートディレクター)

1981年生まれ。慶應義塾大学卒業後、2004年に渡米。文化庁が主催する新進芸術家海外研修員として、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) にてメディアアート修士課程修了。アーティストとして作家活動を行う傍ら、アートディレクターとしてAKQAなどの広告代理店にて活動。日本人として初めてGoogleのクリエイティブラボに参画。サンフランシスコ在住。

Facebook: https://www.facebook.com/takashi.kawashima
Twitter: https://twitter.com/kawashima_san

川島 高(アートディレクター)

1981年生まれ。慶應義塾大学卒業後、2004年に渡米。文化庁が主催する新進芸術家海外研修員として、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) にてメディアアート修士課程修了。アーティストとして作家活動を行う傍ら、アートディレクターとしてAKQAなどの広告代理店にて活動。日本人として初めてGoogleのクリエイティブラボに参画。サンフランシスコ在住。

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