嶋浩一郎さんに聞く「PRパーソンがパブリシティだけをする時代は終わりました」

バナナの形を知り尽くしたから突破できた仕事

気になった箇所にはどんどん付箋を貼っていくのが嶋さんの読書法

PRの力で課題解決のブレイクスルーを導くために重要なのは、ディテール(細部)です。コミュニケーションの設計においても、まさに「神は細部に宿る」のです。

「ドール」の事例(2章)では、バナナにきれいに印字するために苦労したエピソードが出てきます。東京マラソンでゴールしたランナーに、完走タイムやSNS上の応援コメントをバナナの皮にプリントして「トロフィー」として渡す企画です。バナナの形はひとつひとつ違うので、うまく印字できず壁にぶち当たるのですが、数多くのバナナを徹底研究し、バナナの形状には大きく3つのタイプに分けられることがわかってブレイクスルーが見えてくる。

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