【前回コラム】「台本があるから、テレビ番組はつまらなくなる!(ゲスト:矢追純一さん)【前編】」はこちら
アメリカのUFOのメッカと言われている「エリア51」の話を矢追さんがしていたところ、窓の外に無数の怪しい光が現れて…。本番中に矢追さんが本物のUFOを呼び込んだ!?
今回の登場人物紹介
※本記事は1月30日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
『11PM』のディレクターは食堂や衣裳部の人だった
権八:
矢追さんと言えば、当時、一世を風靡した番組『11PM』や『木曜スペシャル』の名物ディレクターでした。前回のユリ・ゲラーさんとの出会いのお話はなかなかすごいエピソードでしたけど、UFOには興味があって、そちらのほうへ行こうと思われたんですか?
矢追:
最初はそんなもの全然興味ありませんでした。『11PM』は結構有名になった名物番組ですけど、あれは深夜番組の走りなんですよ。最初はもちろん視聴率もないし、だいたいディレクターがいませんでしたからね。
澤本:
ディレクターがいなくて番組をやっていたんですか?
矢追:
なり手がないんですよ。そんな視聴率が取れないような番組はね。それからプロデューサーが忙しいから、自分の手下をそんなところに出したくないわけですよ。みんなが囲っていて、全然ディレクターがいないので、『11PM』のプロデューサーが局内を全部走り回って、余った奴を連れてきたんです。ある意味、不良社員ですよね。言うことを聞かないし、「アイツどっか行ってくれないかな」というのがいろいろな部署にいるじゃないですか。そればかりを連れてきて。だから、衣裳部にいた人やメイキャップの人など。
