沖さんの小学校の卒業文集を公開
澤本:小学校のときはそうでしたね。でも、中学校に入って、自分の活躍の場がなくなった感があって。というか、小学校のときはなんとなく騒いで発散してもいい感じだったんだけど、中学入るとみんな僕より頭がいいのよ。おとなしくしました。でもそこでいろいろ溜め込んだおかげで今の仕事ができてる気がしますね。
沖:いやいやいや。
権八:すごい学校に行きましたからね。
沖:でも、小学校もいい学校だったよね。
澤本:いい小学校だった。何度も言うけど、富士見台小学校ね。
沖:校庭も広くて。まだそのときはマンションもそんなに建ってなくて、走ったり、自転車を乗り回す場所もいっぱいあったんですね。
澤本:爆竹やったりね。
沖:そう。田園都市線ってまさに田園で。田園が広がるような、畑もあってね。
澤本:今、宮前平に行くと、たくさんのマンションができてるんだけど。
沖:見晴らしが全然違うんですよね。向こうが見えないと思って。富士見台小学校って、そこから普通に富士山が見えるから富士見台小学校と付けたという。
権八:この放送を聞いている富士見台小学校卒業生うれしいでしょうね。
澤本:宮前平という街が大好きだったんですよ。
沖:そうだね。僕も本当に良い思い出。
中村:いいですねぇ。
澤本:おきんきんが住んでたのがグリーンハイツという団地だったんだけど、僕は土橋というところに住んでいて、そこから坂をのぼって行って、遊んで、帰りに坂を下りていくというのが大好きだったの。
沖:坂が多いんだよね。
澤本:僕が今、坂道好きなのは土橋や向ヶ丘のほうに登る坂を繰り返していたから、坂道好きになったんだと思う。
沖:なんだろうな。あそこらへんって新興住宅地なんだけど、そういう冷たさがそんなにないというか、ちょっとほのぼのしてる感じもあったし。
澤本:だって、竹藪でタケノコ獲れてたもんね。
沖:獲れてたねー。ちょっと入るとこんなところが、みたいなところがいっぱいあって、賑やかでもあるし。本当に楽しかったな。
澤本:僕らが過ごしているときに次々といろいろなものが建っていったんだよね。
沖:そうだね、ニョキニョキ建っていった感じがする。駅も新しくなるし、新玉川線も新しくできて。渋谷に直通したとかね。
澤本:新玉川線ってわからないでしょ? 今の渋谷とニコタマ(二子玉川)を結んでいる、桜新町や用賀を。今は田園都市線の一部だけど、あれ昔なかったのよ。
沖:そうそう。だから都心に出るときはまず大井町に出たんだよね。
澤本:そう、宮前平から行くと、二子玉川を通って、今で言う大井町線に乗って、大井町へ行って、そこから都心に出たの。
沖:だから渋谷に出られるというのは画期的で、渋谷の映画館に行ったりも新玉川線でしてたんだよね。
中村:今、実はスタジオには澤本さんが持ってきてくれた卒業文集「つばさ」があります。
澤本:持ってきたけど、何十年ぶりに見たら恥ずかしくてね。
沖:恥ずかしくてもう・・・。
中村:これ読んでもらってもいいですか?
澤本:嫌だよ(笑)。権八に持ってこいと言われて、自分で読んだけど、とても恥ずかしくて。忘れてこようかと思ったもん。
権八:いいじゃないですか、小学校時代だし。これでもね、みなさん注意深くお二方のを読んでみたいと思うんですけど、みんなタイトルや題名は自由なんですね。では、まず沖さんのほうから(笑)。
沖:はい、観念しました(笑)。
沖さんの富士見台小学校の卒業文集
6年4組、沖祐市。自分の考え。なんだか今振り返ると小学校生活がポケーッと終わってしまったみたいでガッカリだ。何か1回ぐらいはパーッと目立つ革命ぐらいのことをしておけばよかったという気がする。勉強だって今振り返ると、ちゃんとやっていれば、今書いている時点でもう16回通信簿をもらっているんだから、一回ぐらいはオール5が取れてもいいと思った。中学になったらポケーッで終わっちゃわないで、何か奇抜なことをやり、勉強に励んでみようと思う。たとえば僕は文化部に入ろうと思っているから、文化部の研究で賞状をもらうようになって、一躍有名人になるとか。たとえそこまでいかないにしろ、とにかく中学はポケーッで終わらないようにしようと思う。ところでみなさん、僕のことを忘れたら、大集団ウルトラスーポースーポー(スポスポけっとばすこと)リンチにかけるぞ~。
一同:笑
沖:まさか公共の電波でこの釈明をするとは思わなかったけど(笑)、これは「スーパー」と書こうと思ったんです。それをボールペンで書いてるものだから、修正できなくなっちゃって、「スーポースーポー」という言葉があるって勝手につくって書いちゃいました。
権八:面白い(笑)。
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