インフルエンサーマーケティングの先駆者として、プロモーションの可能性を模索してきた3Minute(スリーミニッツ)。同社が運営する女性向け動画メディア「MINE」の月間利用者数は累計240万人、月間動画再生回数は1億回(分散型メディア含む)など、圧倒的な支持を得ている(※1)。さらに、企業のプロモーションを支援する事業も急拡大しているという。いま注目を集める3Minuteについて、同社 取締役副社長 COO 細川潤氏に聞いた。
(※1)3Minute調べ
「MINE」を軸に効果的な情報拡散を狙う
—3Minuteと言えば「インフルエンサーマーケティング」という印象が強かったのですが、最近の事業内容はいかがでしょうか。
はい、もともとはインフルエンサーマーケティングと動画制作が事業の柱でした。ただ最近は、動画メディア「MINE」を軸にしながら、コンテンツ制作からSNSを活用した情報拡散、リアルなイベントまで実施するケースが増えています。
プロモーションの企画段階から実行、そして拡散までを一気通貫で担えるようになったことが大きな変化ですね。
—プロモーションのより上流から関わるケースが増えているというわけですね。それが実現できた理由は何でしょうか?
インフルエンサーのネットワークや「MINE」を運営していく中で、F1層にアプローチするための“ナレッジ”が溜まってきたことが大きいように思います。現在、「MINE」の公式Facebookのフォロワー数は37万、Instagramは10万に上ります。こういったSNSやメディアを運営する中でどのようなコンテンツであればユーザーが反応するのか、または拡散してくれるのか、といったユーザーインサイトへの理解を深めてきました。その“ナレッジ”をクライアントに提供させていただいています。
「MINE」。月間利用者数は累計240万人、月間動画再生回数は1億回(分散型メディア含む)。
—F1層が反応するコンテンツの企画制作から実行までを期待されているわけですね。
そうですね、中でも我々のコアターゲットである25~35歳の女性にアプローチしたいという依頼が多いです。特に最近は、テレビや雑誌だけではリーチできない層へのプロモーションを期待されて、広告会社と一緒に動くケースが増えています。今後もさらに、協力体制をつくっていきたいです。