「キャンペーン思考」と「課題解決型コンテンツ思考」という弊害
ひとつ目は、「キャンペーン思考」という弊害です。SXSWはTwitterやAirbnb、Pinterestなど、今をときめく新興ビジネスたちが最初に日の目を見た場所としても知られています。そしてこうした優れたビジネスアイデアに共通しているのは、新しいWay of living(生き方・暮らし方)を創造しようとしているという点です。これらは一見して、ユーザーに継続的に続く “線”のような広がりを感じさせます。ビジネスにおけるイノベーションとは「人々の生活をより豊かに継続的に塗り替えること」によって実現されるものだと思います。iPhoneやAmazonダッシュボタンだってそうでした。その本質は昔も今も変わらないのではないでしょうか。