第5回「全広連日本宣伝賞」で松下賞を受賞 江崎グリコのトップが語る、 広告の本質的な役割

モノを売るのではなく付加価値を売る

—では、社内のマーケティング部の役割とはなんでしょうか。江崎:

商品そのものに自信がなかったら、発売してはいけない。江崎利一は、発売前の企画段階で99%の自信を持てるだけの仕事をしろと。あとの1%は発売してからでもいいと言っていました。

発売した後は、商品名を浸透させるための継続的なブランド投資が必要。つまりは広告です。「プリッツ」や「ポッキー」も発売当初は聞きなれない、不思議な名前だと思われていてもテレビメディアを中心に、50年来ずっと投資をしてきたから今があるのです。

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