こんにちは。博報堂統合プラニング局の三浦竜郎です。今年モバイル部門の審査員をさせてもらいました。
モバイル部門は日本からグランプリが出たこともあり、審査でどんな議論があったのか気になっているところかと思います。
今日は審査員の目線から、受賞作品の傾向やグランプリについてご紹介します。
Oh! Future!
カンヌ審査員の仕事は、ちょっとした交流会から始まるのですが、僕がモバイルの審査員だと知ると、他の部門の審査員が口をそろえて言ってきたのが「Future!」という言葉。
モバイルは人間に24時間よりそっていて、生活を直接的に変えていく力がある。今や朝起きることだってモバイルなしにはできなくなってきたじゃないか。未来のクリエイティブにとって最も大切なプラットフォームは、なんだかんだ言ってモバイルなんじゃないかな。そんな風に言うのです。
言われてみると確かにそうで、サイバーは今や全てのクリエイティブのOSなので未来というよりは現在を切り取る鏡になりつつあるし、イノベーションには、技術とビジネスという少し違った視点がある。
さて、作品群の中に、どんな未来があるのだろうか。そんなことを考えながら、カンヌの審査は始まりました。
