赤城乳業、ミツカン、BAKE…成功企業の取り組みに見る、真の「お客さま目線」

最新のマーケティングトレンドを踏まえ、ケーススタディや分析データをもとに最適な戦略や手法について議論してきた「インサイトスコープ Project」。

2011年の発足から、今年で7年目を迎えた。プロジェクトの一環で、毎回テーマを設定したセミナーも継続的に開催している。

マーケティングリサーチ会社のクロス・マーケティングは6月、宣伝会議と共同 で「インサイトスコープProject セミナー」を東京・大阪の2カ所で開催した。

今回のテーマは「マーケティング原点回帰 お客様といかに出会い、知り、寄り添いあうか」。マーケティングの基本である顧客理解と、それを踏まえた顧客視点の商品・サービスづくりやコミュニケ ーションの企画を行うことの重要性を 改めて見つめ直す機会となった。

あらゆる市場が成熟化した現在。自社の商品を知り、関心を持ち、好きになり、購入してもらうことは容易ではない。顧客の価値観や行動特性を知り、真のニーズを捉え、それに応える価値を具現化する「顧客起点」のマーケティングが、これまで以上に求められていると言える。

またデジタル領域を中心に、マーケティング業務の効率・効果を向上する技術が日々進化し、関連するツール・サービスが日々生み出され、ブランド側に「できること」は増えている。

しかし「自分たちにとって本当に必要なものは何か」を正しく理解し、効果的に活用することができずにいるマーケターも少なくない。どんなツールを活用するにしても、 マーケティングの本質を理解していなければ、やるべきことを正しく取捨選択することはできない。

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