エスビー食品、レシピ動画で認知から購買までの立体的施策を展開

エスビー食品は、チューブ入り香辛料「本生シリーズ」の30周年に合わせて、「DELISH KITCHEN」とコラボレーション。20 ~ 30代女性へのアプローチと、新ロゴマークの認知拡大を目的に10本のレシピ動画を制作した。エスビー食品デザイン広告ユニットの木下茂氏と、「DELISH KITCHEN」マーケティングソリューションズ マネージャーの三ツ中菜津美氏に狙いと効果について聞いた。

左)エブリー 「DELISH KITCHEN」マーケティングソリューションズ マネージャー 三ツ中 菜津美氏
右)エスビー食品 コミュニケーション企画室 デザイン広告ユニット 木下 茂氏

「本生」を料理の下味にも活用
10本の動画で習慣化を狙う

木下:

チューブ入り香辛料市場はここ数年、堅調に成長しています。その背景には、商品の品質向上によって生鮮食品からの移行が進んでいること、さらに「しょうが」の健康効果など、素材そのものに対する期待感の高まりなどがあります。

一方で若年層の魚離れが進み、「わさび」の需要が鈍化するなど、フレーバーごとに見ると個別の課題を抱えています。

そういった環境下で、「本生」が2017年に30周年を迎えました。スパイス&ハーブのトップメーカーとして、「わさび」「しょうが」「からし」など、日本の食文化に欠かせないスパイスやハーブの魅力を長期的な視点で高めていくことが重要だと考え、テレビCMでは接触しづらい20~30代女性にアプローチするため「DELISH KITCHEN」と組むことにしました。

三ツ中:

今回は「本生シリーズ」の全8品目を活用して、10本のレシピ動画を制作しました。香辛料を完成した料理に付けるだけでなく、調理の段階から素材に漬け込んだり、すり込んだりすることで「本生」の使用の習慣化を狙っています。

例えばレシピ動画「豆苗ともやしのわさび豚巻」では、「本生 きざみわさび」を料理酒に溶かしてタレをつくり豚肉に塗って焼き、その後に少量のせるという工夫をしています。

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