日本のBtoB広告をけん引していくために
—パナソニックは家電の会社というイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますが、家電以外の売上が7割強を占めます。井上:
BtoB商品は、企業のビジネスを支援するものですから、BtoCに比べて陰の存在になりがちです。ですが事業においてもメインストリームですし、BtoB広告自体が、経営の根幹を表す企業広告やブランド広告に近くなっていると思います。小さな電子部品から住宅用品、システム構築、社会インフラまで、パナソニックには膨大なBtoBの商品がありますが、その広告はどこを切り取っても、パナソニックの人格を表すようなものであってほしい。その意味でBtoB広告は、個人が個人に伝える“CtoC広告”のようなものであってほしいと思います。