レシピ動画を通じて、多くの企業のマーケティング活動を支援してきた「DELISH KITCHEN」は2017年12月、小売・流通向け対策の強化など、新たな方針を発表した。そのビジョンと具体的な施策について、エブリー「DELISH KITCHEN」の2人のキーパーソンに話を聞いた。
食のエコシステムを構築 オンラインからオフラインの領域へ
レシピ動画メディア「DELISHKITCHEN」の快進撃が止まらない。2015年9月のスタート以降、ユーザー数は急拡大。FacebookやInstagramなどSNSのフォロワー数は300万人を超え、アプリのダウンロード数も1000万を突破。月間動画再生回数は、5億2000万回以上にも及ぶ。
2017年にはレシピ動画アプリとしてダウンロード数国内第1位となり、App StoreとGoogle Play Storeの両ストアで、ユーザーに支持されるアプリとして表彰されている。
ユーザーだけでなく、商品をプロモーションしたい企業にとっても欠かせないメディアに成長した。商品の魅力を引き出したレシピ動画を制作し、SNSやアプリ上で配信。そのタイアップ動画数は400本以上になり、他社動画メディアを寄せ付けない実績を誇る。
「DELISH KITCHEN」編集長の菅原千遥氏は、「レシピ動画による商品認知だけでなく、売上の増加にまで繋げてきた点が評価されています」と話す。
急成長によって各所から注目を集める同社だが、さらなる成長に向けて新方針を打ち出した。それが「①DELISH KITCHEN ブランディングプログラム」「②DELISH KITCHENリテールサポートプログラム」「③DELISH KITCHEN プレミアムメディアプログラム」という3つのプログラムだ。
