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「デジタル広告の信頼性」「働き方」などテーマ 日本アドバタイザーズ協会が活動方針発表

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日本アドバタイザーズ協会(JAA)は17日、記者会見を開き2018年度の活動方針について発表した。5月に世界広告主連盟(WFA:World Federation of Advertisers)と共催するマーケティング会議「Global Marketer Conference」についても詳細を明らかにした。

まず活動方針については以下の4つを掲げた。
(1)働き方改善など、関係者との対話を継続し連携を強化
(2)デジタル広告の信頼性確保による、広告価値向上に向けた取り組み
(3)グローバル視点強化
(4)人材育成と知見の共有

働き方の改善としては、3月に発表した広告関係4団体による広告制作取引のガイドラインを推進していく。現在、4団体で標準的な仕事のプロセスをまとめたハンドブック制作を進めているという。


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このほか、JAAでは新たに今年度からダイバーシティ委員会を設置。広告表現の平等性、広告界における働き方や環境改善などについて提言を進める。委員長は東レ 宣伝室長の幼方聡子氏が務める。

デジタル広告についてはYouTubeの不適切動画への対応、キュレーションサイトの記事転用、Facebookの個人情報流出といった一連の問題を受け、「デジタルメディアの信頼性の担保こそ急務な課題」(JAA伊藤雅俊理事長)と述べ、日本インタラクティブ広告協会(JIAA)とさらなる対策を進めていくとした。

サムスン電子アメリカのCMOらが登壇

グローバル化の取り組みとしては、5月15日から18日にかけて、世界最大の広告主団体で54カ国が参画する世界広告主連盟(WFA)の総会が東京で開催される。会期中の同17日には東京ミッドタウンでカンファレンスを開き、世界各国のCMOを中心にマーケターらが集結。約600人の参加を予定している。デジタル時代における顧客コミュニケーションのあり方などについて議論を交わす。

海外からグーグル、サムスン電子、日産自動車のCMOらが登壇する。「世界で最も影響力のある100人のCMO」(Forbes)にランクインした、サムスン電子アメリカのCMOを務めるMarc Mathieu氏による講演を目玉とする。日本からパナソニック コネクテッドソリューションズ社の山口有希子氏、資生堂の山本尚美氏らによるセッションも予定されている。