「広報はメディアをコントロールできる」は幻想だ — 日大アメフット問題と記者の目線

延焼は避けることができる

では、組織の危機に対して広報は何もできないのだろうか。そういうわけではない。一度燃え広がった火を「もみ消す」ことはできなくても、無用の延焼を避けることはできるからだ。

別の言い方をすれば、炎上は避けられないとしても、幹部らが「火に油を注ぐ」のを食い止めることは可能だ。炎上するなら同じだろうと思われがちだが、自然鎮火に導くのと延焼させるのとでは、ブランド再興にかかるコストがまったく違う。

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