「マニュアル」を捨て「レシピ」を持とう 「発酵文化人類学」×「予定通り進まないプロジェクトの進め方」第3弾

一度腐ったプロジェクトは、もう捨てるしかない

前田:

小倉さんの著作を読んで興味深かったのが、発酵と腐敗の違いで。これをプロジェクトに置き換えると、どういうことなのかとずっと考えていました。

小倉:

前回言ったように、まず気を付けなければいけないのは、腐るのはほとんど仕込みの段階のミスだということ。そしてもう一つ、これもすごく大事なのは、一度腐ったら二度と発酵させられないということ。一度腐ってしまったら、どんなに名残惜しくても捨てるしかない。腐ったあとも、「もしかしたら発酵するんじゃないか」と薄い望みをかけ続けても、被害が大きくなるだけです。

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