市場の枠組みを捉え直し、新しいニーズを喚起する — I-ne、大関、祇園辻利のブランディングの挑戦

新興企業と歴史ある企業それぞれの悩みと特性

会の中では、新興企業と歴史ある企業それぞれの特徴が浮かび上がる場面もあった。

sample3

I-ne 取締役 BDマーケティング本部長 今井 新氏

I-neの今井氏は、コモディティ化の打開策として、市場に溢れる競合製品からいち早く差異を生み出すためにも、「いかにスピーディーにアイデアを具現化するかが大事」と考えている。そのためにも、ミニマムのテストから始めるなど、高速でPDCAサイクルを回すことを重視しているのだ。I-neは自社の工場を持たないファブレスメーカーであり、専門の知見を持った提携の工場と企画を進めているため、スピード感を持った二人三脚が可能になっているのだという。また、現在はさまざまな分野に事業展開しているが、企業理念である「Chain of Happiness」に基づいていれば特に事業範囲は限定していない。企画会議で話す中で、自分たちが「欲しい」「あったらいいな」と思えたものは具現化していこうというカルチャーがあるのだそうだ。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 883 / 2959 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ