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グランプリは薩摩酒造 「交通広告グランプリ2018」贈賞式が開催に

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7月23日、「交通広告グランプリ2018」の贈賞式が開催された。式ではグランプリ、6部門の最優秀部門賞・優秀作品賞、JR東日本賞の発表ならびに贈賞が行われた。2018年のグランプリに選ばれた作品は、薩摩酒造「白波 この地球の日々たちへ。」グランプリには賞状・トロフィーのほか、副賞として100万円が贈呈された。

受賞の発表を受け、登壇した薩摩酒造 取締役会長の本坊浩幸氏は「素晴らしい才能を持ったクリエイターの方たちが集まって制作していただいた広告。少し、内容が難しいのではないかと思っていたが、高い評価をいただき嬉しい」と語った。また、今回の作品の企画意図について「『白波』は常にいろんな人たちの心を癒し元気づける存在でありたい、と思って頑張ってきた。今回の作品にもそうした思いを込めている」と説明した。

さらに本坊氏は「若い人たちは親指だけのコミュニケーション、スマホだけのコミュニケーションで心が通じ合えたような気になってしまっているように感じている。しかし、それで本当に嬉しいことや、苦しいことが伝わっているのだろうか、という疑問もがある。若い世代がお酒離れをしていると言われる中、『白波』はこれからも人のそばにいて、コミュニケーションをつくるような存在でありたい」と話した。

贈賞はジェイアール東日本企画 代表取締役社長の原口宰氏により行われた。壇上で記念撮影に応じる原口氏と薩摩酒造 取締役会長の本坊浩幸氏。

式典の最後には、審査委員長を務めた仲畑貴志氏が登壇。「デジタル時代に、交通広告は最も進化したメディアではないかと思う。交通広告グランプリもかつては紙媒体だけのアワードだったが、現在はデジタルの部門も登場し、交通広告の進化を感じる。デジタル化が進めば今後、交通広告のクリイエティブは、時間や対象者に合わせ、より緻密に出しわけることもできるようになっていくだろう。しかしどれだけメディアが進化をしても、そこに乗るクリエイティブが重要であることに変わりはない」と話した。

今回のアワードの応募総数は1762点。各部門の最優秀部門賞は、車両デジタルメディア部門はサントリーホールディングスの『Iconic Maker’s Mark』、 駅デジタルメディア部門は KADOKAWA の『角川文庫 ブランディング広告』、車両メディア部門は高橋書 店の『ざんねんないきもの事典』、駅メディア部門はサーモスの『サーモスブランド 天然氷/塩づくり/雪さらし/ 炭焼き』、駅サインボード部門はラフォーレ原宿の『LA40RET “PUBLIC SHOW”』、企画・プロモーション部門はポーラの『美肌県グランプリ2017』、JR東日本賞は東京造形大学 デザイン学科 グラフィックデザイン専攻領域の 『東京造形大学 山手線グラフィック展』が受賞した。

【関連】今を一生懸命生きる人の日々を、写真で切り取る(2017年7月号 ブレーン)
グランプリ作品「薩摩酒造「白波 この地球の日々たちへ。」」についてブレーンでご紹介しています。