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ギリギリヤング女子クリエイター・中牟田のカンヌ日記 その5

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カンヌ2018、ラストアワード!

さぁ、最後の受賞作・中牟田ピックアップです!
5日目の発表は、Titanium、Creative Effectiveness、Glass、Filmなどなど。

◼︎Titanium︎
Blood Normal(シルバー)

これ、Glassでグランプリをとっていたのですが、ここで紹介しちゃいます。
「生理は当たり前のもの」と生理のタブー視をなくそうとしたキャンペーン。青い液体ではなく赤い血がナプキンに染み込む様子や男性がナプキンを購入するシーンがCMで描かれたりしています。日本でもやっぱり生理って話に出すのがタブーな雰囲気ってありますよね。私も中学生のとき、トイレでナプキン変える「ガサガサ」って音すら恥ずかしくて、めちゃくちゃそーっと取り替えたりしてました…。そのころこんなコミュニケーションが行われていたら、そんな思いはしなくてよかったはず。タブーを当たり前のものにしようとするパワーのある作品は、やっぱり大好きです。

◼︎Creative Effectiveness
The Child Replacement Programme(ゴールド)

ペティグリーに続いてまた犬の話かい! ですが、こちらは飼い主のいないワンちゃんたちの里親を探すキャンペーン。「子どもが独立して子育てが終わってしまったら、その愛情をペットに注ごう!」ってことですね。ターゲットも的確だし、おもしろいのがWebコンテンツ。住んでる地域や自分の子どもの性格や見た目なんかを入力すると、近くで保護されている犬の中から我が子に似た犬をおすすめしてくれるそうです。笑 あと、子どもが実家に残していった服をワンちゃん用にリメイクしてくれたり、徹底的に犬を子どもの代わりにしようとしたりしているのが面白いです。飼ってみようかなって思っちゃう。

なんとこの企画で、里親募集についての問い合わせが前年比824%も増加したらしいです…。さすがCreative Effectiveness部門…もちろんペティグリーの売り上げも上がっているから素晴らしい。

◼︎Film
・The Secret(ゴールド)

 

これ、会場でむっちゃウケてました。確かに笑ってしまう。
これはフィルムじゃないと受賞しないもんなぁ。こういうのがあるとやっぱ安心しますね。笑

・Clowns(ゴールド)

 

機能訴求が、ここまでおしゃれにエンタメ化されている。通常のドライブシーンでのただの機能説明動画じゃない。注釈モリモリじゃない。はぁぁ、素敵…。

そんなこんなで最後のアワードを終え、たくさんの素晴らしいお仕事をインプットできてホクホク。
その後はクロージングパーティーで踊り明かしました。

パリピ感あふれるクロージングパーティー。日本人だけが、こんな中名刺交換をしたりする。

次ページ 「カンヌは若いうちに行くべし。」へ続く