議論を活性化させる問いのパターンとは?
前田:
議論を活性化させる問いの法則みたいなものはあるのでしょうか。
『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』(慶応大学出版会)
安斎:
それがなかなか難しいんです。『問いのデザイン』という本を書こうとしながら、書ききれなくて苦戦しているところです(笑)。
でも、いくつか使えるパターンはあると思っています。わかりやすいパターンで言えば、例えば「この商品とはどんなものか?」と言った時に思い浮かぶ固定観念がある場合、その固定観念の要素を少しずらしたり、反転させたりするような、コンフリクト(衝突・矛盾)があるような制約を与えると有効なことがあります。