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「ニコニコチャンネル」月額会員100万人突破 DaiGoに「栄誉賞」も

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ドワンゴは5月28日、動画サービス「niconico」内の「ニコニコチャンネル」において月額会員数が100万人を突破したと発表した。

(左から)ドワンゴ 夏野剛代表取締役社長、メンタリスト DaiGo。

ニコニコチャンネルは2008年にサービスを開始した、動画・生放送・記事・ブログなどを配信できるサブスクリプション型(顧客がサービスや商品の利用期間に応じて料金を支払う方式)のプラットフォーム。有料チャンネルではチャンネルユーザーが収益を得ることも可能となっている。

同日に開催された記者発表会では、ドワンゴの夏野剛社長が登壇し、ニコニコチャンネル事業に関する最新データや今後の展望を説明した。ニコニコチャンネルの月額会員数は、2019年3月期には過去最高の30万人増を記録。ユーザー課金額とともに前年比5倍の成長率を達成している。

「niconico」サービス自体の会員数が減少傾向で、「衰退しているのでは」という声に対しては「総アクセス数などは落ちていない。ニコニコチャンネルでの課金ユーザー数は増えており、我々のネット上での存在感が落ちているのではない」と強調した。

ニコニコチャンネル事業について説明するドワンゴの夏野剛社長。

また、サービス向上のために機能追加や改善をしていくとし、手始めとして、生放送中に視聴者が配信者にアイテムを送ることができるギフト機能を6月3日から開始する。運営者支援のマーケティングツールなどの新たな機能についても公表された。

当日は、同サービス内で、トップの会員数を誇るメンタリストDaiGoもゲストとして登場。夏野社長から「ニコニコ栄誉賞」として盾と記念品が授与された。

会員数で1位となったチャンネル「メンタリストDaiGoの『心理分析してみた!』」運営者のDaiGoに賞が贈られた。

会の終盤には、夏野社長とDaiGoによるトークセッションも行われた。DaiGoがチャンネル開設当時を振り返りつつ、ナンバーワンの集客につながったマーケティング戦略や心理学を用いた分析などの極意を解説した。

DaiGoはニコニコチャンネルについて、「個人が利用できるサブスクリプションでここまで機能が充実しているのはニコニコチャンネルだけ。お金を払っているので会員の質が良く、冷やかしが極めて少ないのが特徴。広告収入のモデルではうまくいかない人や、ニッチな知識を面白く提供できる研究者などにはぜひ挑戦してもらいたい」と語った。

また、夏野社長は今後のニコニコチャンネルの展望として「いろいろな動画サイトのハブになりたい」と語り、3月にAbemaTVと協業するなど、同業他社との連携も進めている。