まだ間に合う!「販促コンペ」 ギリギリ応募のための速効処方7ルール

5月24日、「販促会議 企画コンペティション」の応募締め切り直前イベントが開催された。登壇したのは、電通 第2統合ソリューション局のソリューション・ディレクター 江波戸康友氏。「クライアントに『この企画書“わかってる!”』と思われる企画書づくり」をテーマに、締め切り直前に行き詰まってしまった時の対処法について講演した。

第14回「販促コンペ」の作品応募は6月16日13:00まで
応募はこちらの販促コンペ特設サイトから受け付けております。

今回は、「企画書がうまくまとまらない」と思っている方や、「もうちょっとうまく言えないかな」「その前にそもそも何をしていいのか、わからなくなってきちゃったよ」といった方のヒントになることをお伝えしたいと思います。

企画書とは、企画を実現するために、頭の中にあるイメージを他人と共有する設計図です。なので、企画書が書けないときのパターンは、おおよそ次のようなものかと思います。


脳内・思考・妄想
    ↑
思いつかない。
思いついたけど、これでいいのか、わからない。
思いついたけど、おもしろくない。
思いついたけど、どう書いていいか、わからない。
書いてみたけど、なんかちょっと違う。
書いてみたけど、なんだかごちゃごちゃしている。
    ↓
手先・表現・構想

要は、思考をどうやって表現するか、妄想をどうやって構想にするか、という、脳内から手先のいくつかの段階のなかで、つまずいているということです。

「プランナー」というと、「夢を語ればいい」と思う人も中にはいるかと思いますが、直訳すると「計画者」。結構綿密に考える必要があるのです。

イメージを固めるために、頭と手を動かす

上で挙げた悩みのなかで、特に最初の3段階を突破するには、とにかく頭と手をくり返し動かす必要があります。

プランナーの仕事は、頭の中のもやもやとしたイメージを、誰にでもわかるように、さらには「いいね」と思ってもらえるようにすることです。そのため、そのもやもやしたものを、かっちりとイメージできるところまで進化させないと、設計図をつくることはできません。

で、どうやってイメージできるようにするかというと、愚直に、とにかく頭と手を行ったり来たりすることです。理論と具体的なことを行ったり来たりする。

たとえば、誰がその商品を買うのか、誰に口コミで広めるのか…と想像します。そのアイデアを今度は絵にしてみて、他人がそれをどう見るかを想像する。足りない要素があれば追加する。さらにそれをくり返すことで、自分のもやもやしたイメージがどんどんはっきりしてきます。こうした作業は企画づくりの基礎です。

企画がまとまらないときの
速効処方7ルール

イメージの輪郭がある程度はっきりとしたら、さらに誰にでもわかるようにする必要があります。それは先程のお悩みの中の後半の部分にあたります。


思いついたけど、どう書いていいか、わからない。
書いてみたけど、なんかちょっと違う。
書いてみたけど、なんだかごちゃごちゃしている。

これらにも対応する術(すべ)があります。

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