コラム

第57回「宣伝会議賞」審査員リレーコラム

「タイプ別 宣伝会議賞の活かし方」――武井慶茂

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【前回】「肩の力を抜いて、ふだんの生活の中で考えてみよう。――田島洋之」はこちら

第57回「宣伝会議賞」応募締め切りの11月6日まで、残り約3週間となりました!
募集開始から、第57回「宣伝会議賞」の審査員の方々のコラムをリレー形式で掲載しています。
第5回目は武井慶茂さんです。

ビーコンコミュニケーションズ
グループクリエイティブディレクター/コピーライター
武井慶茂

TCC新人賞をきっかけに、国内広告会社より外資系広告会社へ。マスを中核としたキャンペーンの設計から、バズやシェアを狙ったコンテンツの制作まで広く手がける。「広告で爆笑させたい」をモットーに日々邁進中。国内外受賞多数。

 

約50万分の1。

これは、宣伝会議賞でグランプリ100万円を受賞する確率でし。
…でし?…すみません、あまりに天文学的数字すぎて打ち文字なのに噛みました。

改めてもう一度。

約50万分の1。これが、グランプリの受賞確率です。

もちろん、宣伝会議賞はコピーの賞なので、力量次第で確率を1万分の1にも、1000分の1にもできる可能性があります。
しかし、それでも大半の人にとって狭き門であることに違いはありません。

そこで、今回は「100万円以外の、コピーライティングにおけるメリット」というテーマで書いてみようと思います。タイプ別で書きますね。

●初応募の方へ。
初めて応募する方は、まずコピーを数書くのに慣れることが大切です。気負わずに、身体から湧き出る言葉を素直に吐き出していくことをオススメします。自分から出てくる沢山の言葉や思いがけない言葉に驚き、コピーを書くのが楽しく思えたら儲けもの。楽しめれば続けやすいし、続けていれば受賞に近づくと思うので、たとえば「100案」とか目標を決めて挑んでみてください。

●一次審査通過を目指す方へ。
「数は書いているけど、一次審査を通過しない」という方は、コピーが課題に対して答えているかを見直すと良いと思います。例えば「この課題でなぜこのコピーなのか」を自問自答した際に答えに窮したり説明が冗長になるものは、課題解決とコピーに距離がある可能性が高いです。また、応募したコピーを控えておき、どんなコピーが一次審査を通過しているのか、『SKAT』で「答え合わせ」をするのもオススメです。そこにある差が何かを研究することで、コピーのレベルが上がるはずです。

●協賛企業賞以上を狙っている方へ。
賞を目指すために、さらに先を求めていると思います。そういう方は、課題を解決している状態を超えて「既視感がない表現かどうか」「その企業や商品が語った時に納得感があるか」「消費者がそこに『発見』を見いだせるか」などにも手が届いている必要があります。これらは実際の仕事でも重要な部分なので、この点を意識して書ければコピーのレベルは格段に上がります。

いかがでしょうか。
あくまで僕個人の意見ではありますが、何かの足しになれば幸いです。

そして、いつか授賞式で会うことができたら。

その時は乾杯しましょう。その日まで、本気で応援しています。

現在、第57回「宣伝会議賞」特設サイトを開設しており、11月6日まで応募を受け付けています。第57回「宣伝会議賞」の応募要項、課題一覧を掲載した月刊『宣伝会議』10月号、課題のオリエンを掲載している月刊『宣伝会議』11月号(10月1日発売)は、現在絶賛発売中です。

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