ブランド総合研究所(東京・港)は10月17日、「地域ブランド調査2019」から都道府県別および市区町村別の魅力度を示すランキングを発表した。都道府県別ランキングでは1位が北海道で、11年連続の首位。北海道は市町村別でも1位に函館市、2位に札幌市が選出。3位に京都市が続いた。
近年の傾向として、市区町村の魅力度が全体的に上昇。魅力度平均点は、特に下位の上昇率が高く、2015年の6.6点から2019年は9.0点まで上昇している。
その他には、2019年5月に改元された新元号「令和」の典拠となる歌のゆかりの地とされている福岡県太宰府市の各項目の点数が上昇。認知度は前年37.2点(128位)から45.3点(50位)に8.1ポイント、情報接触度は前年27.1点(147位)から37.9点(51位)に10.8ポイントと、それぞれ大幅に上昇し、同市の周知性が高まっている。魅力度も、前年19.0点(77位)から27.5点(41位)と上昇した。
都道府県別では、2015年に北陸新幹線が延伸開通した石川県で、2009年の17.4(17位)から2018年の25.7(11位)と8.3ポイント上昇し、この10年で最も点数を伸ばしている。また、大阪府が6位と自己最高位を獲得。居住意欲度でも4位と自己最高位となっており、「2025大阪万博」や、今年6月に実施されたG20などが影響しているとみられる。
