10月25日、東京・ホテルニューオータニにて、2019年度TCC賞(東京コピーライターズクラブ)の贈賞式が開催された。
本年度はグランプリ 1作品群、TCC賞 14作品群、最高新人賞1名、新人賞21名・審査委員長賞3作品群を選出。4月に新たに就任した谷山雅計会長、福里真一副会長、箭内道彦副会長という新体制による初めての贈賞式となった。
TCC最高新人賞に選ばれたのは、辻中輝さん(電通)。パイロットコーポレーション/フリクション「ネタ帳」篇、スマートニュース「クーペン」篇ほか3本の作品が評価されての受賞となった。
審査委員長を務めた磯島拓矢さんは、「今年の審査は票が割れました。審査員がそれぞれわがままだということもあると思うのですが、コピーの使われ方にさまざまなバリエーションがあって、審査員一人ひとりがそのバリエーションに反応した結果だと思います。
グランプリ受賞の三井住友カードのCMではロジックな言葉の使い方を、審査委員長賞受賞の大塚製薬工場のオロナインH軟膏のCM 「沐浴マトペ」篇他では装飾的な言葉の使い方を、TCC賞受賞の『ロトもだち』(全国都道府県及び全指定都市 ロトシリーズ)はネーミングでありながら企画の方向性も決めているというように、バラエティに富んだ言葉の使われ方を見ることができました」と講評を述べた。
