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活躍するコピーライター・プランナーたちは、何からアイデアを考え始めるのか?その起点とプロセスについて掘り下げた書籍『コピーライティングとアイデアの発想法』。その執筆者に本書を上手に使うコツや、自身の発想法について聞きました。今回は、左俊幸さん。書籍の中では「ギリギリまで考える」をテーマにご寄稿いただきました。
僕がこの本で書かせて頂いたことは、ざっくり以下の2つになります。
ひとつは「ギリギリまで考える」です。打ち合わせのギリギリまで、プレゼンのギリギリまで、撮影のギリギリまで、編集のギリギリまで、納品のギリギリまでそれぞれずっと考え続ければ、コピーも企画も段々良くなるかもですよという話です。
そしてもうひとつは「みんなで考える」です。自分だけじゃなく、制作会社やスタッフの皆さんも巻き込んで一緒にワイワイ考えていけば、いろんな目線が入ってくるので、自分だけでは気がつけないダメなところも分かってきますし、何よりみんなでワイワイやった方が楽しいので、コピーも企画も段々良くなるかもですよという話です。
…と、まあ、僕が書かせて頂いたことはたいしてタメにならない可能性大ですが、僕以外の皆さんは本当にタメになることをたくさん書かれてました。
ちなみに僕自身が刺さったのは「おりこうな企画とおばかな企画の往復の先に、天才の企画が待っている」「自分自身が面白がって企画するために、効率は無視してやみくもに考える」「書き続けて、考え続けて、見えてくる」「自分のフィルターを通さないと生きたコピーにならない」「今までの経験則を持ち込まないために、頭をまっさらにする」「ダメ出しを、さらにいいアイデアを生むチャンスにする」「論理はアイデアが説明してくれる」「考えて、考えて、考え尽くしたあとに、ぜんぶを捨ててもう一度考える」といった言葉でした。
