ビデオリサーチは6日、2020年の正月の三が日に関東地区で放映されたテレビCMの動向を発表した。企業別のCM本数は、興和(キューピーコーワなど)が最も多かった。タレント別ではももいろクローバーZ、ムロツヨシ、斎藤工がトップ3となった。
本データは同社グループのビデオリサーチコムハウスが、関東・関西・名古屋地区におけるテレビCMのオンエア状況を調査している「テレビ広告統計」のデータを元に、2020年1月1日午前0時~1月4日午前0時に関東地区(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)でオンエアされたCMについてまとめた(速報値)。
今年の正月三が日では、企業数で625社、CM本数で1万1572本のテレビCMが関東地区で放映され、2019年の590社・1万1881本から本数は微減となったが社数は増えた。
企業別では、1位の興和は前年4位だったが、2位以下を大きく引き離した。2位以下はダイハツ工業、スズキ、本田技研と続き、近年同様、自動車メーカーが上位を占める結果となった。このほか、前年ではトップ10圏外だったハウス食品(前年39位)、小林製薬(同35位)、ハウスウェルネスフーズ(同15位)がトップ10入りしている。
<企業別 テレビCM本数>
1位 興和(507本・7605秒)
2位 ダイハツ工業(342本・5130秒)
3位 スズキ(302本・4530秒)
4位 本田技研(220本・3465秒)
5位 コナミホ-ルディングス(206本・3090秒)
6位 東建コーポレーション(195本・2925秒)
7位 ハウス食品(173本・2595秒)
8位 スクウェア・エニックス(170本・2550秒)
9位 小林製薬(153本・2295秒)
10位 ハウスウェルネスフ-ズ(138本・2070秒)
商品・サービス別では、コナミホ-ルディングス、東建コーポレーションが前年に続きトップ2に。3位以下を大きく引き離した。5位のLilith Games「Rise of Kingdoms 万国覚醒」、9位のスクウェア・エニックス「星のドラゴンクエスト」など、今年もオンラインゲーム関連CMの出稿が目立っている。