※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
テレビから遠ざかったわけ
現在、お笑い芸人としての活動だけにとどまらず、絵本作家、国内最大の会員数を誇るオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のオーナーなど幅広い分野で活躍している西野さん。
20歳のときにバラエティ番組「はねるのトびら」(フジテレビ系)のレギュラーに抜擢され、のちにゴールデン進出を果たす大躍進ぶりでしたが、「そのときにはもうテレビ(の仕事)はやめようかなって。テレビから軸足を抜いて別のことをしようと思っていて、絵本のほうに進んだ」と告白します。
西野さんが絵本を描くようになったきっかけは、タモリさんから言われた「絵を描いてみたら? お前の性格ならきっと描けるようになるから」という何気ない一言だったそう。
積極的に仕事をやめる姿勢
さまざまな分野でマルチな活動をする根底には「最近『やめない』ってあまり良くないなと思っていて。基本的に、軌道に乗ったなと思ったらやめるようにしているんです」と話します。
なぜなら「1つの分野でめちゃくちゃ頑張って成長しているにも関わらず、『スケジュールが埋まっているから』という理由で、もう1つ上の仕事が入ってこないから」。自分が成長したと実感したら、思い切ってやめたほうが「仕事はスケールアップしていくと思っているので、積極的にやめるようにしている」と持論を展開します。
それは、オンラインサロン会員の入退会状況を見ていても感じることがあるそうで、「面白いのがうまくいっているときって、会員数はあまり増えないんですよ。うまくいっていようが、失敗していようが、挑戦しているときは会員数が増える。連載漫画に似ているかもしれないですね。主人公がずっと勝ち続けていたら誰も観ない。勝ったり、負けたり、成功したり、失敗したりというのがとても重要で、挑戦したほうが、応援するかいがあるというかファンができる」と西野さん。
絵本は映画の「チラシ」
西野さんが手がけた絵本『えんとつ町のプペル』(にしのあきひろ名義/2016年)は、累計発行部数40万部の大ヒット。さらに今年は、舞台化された「『えんとつ町のプペル』THE STAGE」の上演、さらには「映画 えんとつ町のプペル」が12月公開予定と、絵本の枠を飛び越えています。
