企業のマーケティング課題に学生が取り組む
マスナビチャレンジは、大学低学年時からのマーケティングへの興味喚起を目的としている。今回の課題は、「マイクロマーケット(大学、オフィス、病院などの市場)での飲料の新規事業」(課題提供:キリンビバレッジ/自動販売機)、「大学生専門学生がキリンレモンを手に取るきっかけとなるアイデア」(課題提供:キリンビバレッジ/キリンレモン)の2つ。審査はキリンビバレッジのマーケティング担当者のほか、コピーライターやブランディング支援会社のプランナーなどが務めた。
決勝大会での10チームによるプレゼン審査を経て頂点に立ったのは、一橋大学の学生によるチーム「記憶王と家来たち」(平田直也さん、藤本哲平さん、内山智義さん)。病院をマイクロマーケットとして着目し、遠方で入院する高齢の親へのお見舞いの代わりに、病院に設置した自販機を通じて飲料とメッセージ動画を届けるというアイデアだ。
病院マーケットに着目した企画にグランプリ
グランプリ:チーム「記憶王と家来たち」(課題:キリンビバレッジ/自動販売機)
課題ごとに選ばれる「協賛企業賞」は、キリンビバレッジ(自動販売機)がチーム「お邪魔だドレミ」(黒川遥香さん、児玉緋萌さん、菅野彩友さん、佐々木瑠菜さん、鳩原香苗さん)、キリンビバレッジ(キリンレモン)がチーム「Wednesday」(秋山朋世さん、川上美玖さん、齋籐真奈美さん)がそれぞれ受賞した。「審査員特別賞」は、チーム「腹筋6LDKかいっ!」(石渡章文さん、井上輝さん、水野淳さん)が選ばれた。
今回は131チームから計356人がエントリーした。課題提供企業によるオリエンテーションやマーケティングの基本についてレクチャーする3回のアカデミー開催を経て、11月上旬に課題を締め切り。1次審査を経て10チームに絞られた。学生らはさらに企画をブラッシュアップさせて決勝大会に挑んだ。
「マスナビ」は、マーケティング・クリエイティブに関心をもつ学生が利用する広告・Web・マスコミ専門の就職応援サービス。企業情報の掲載や業界研究セミナーを年間で約300回実施し、業界の就職に役立つ情報やイベントを提供している。

