2019年はテレビCM初出稿企業が増加 タレント別首位は渡辺直美

ビデオリサーチは4月9日、関東・関西・名古屋の3地区の各民放5局を対象にした、2019年の年間(1~12月)テレビCM出稿動向を発表した。テレビCMの総出稿量や商品種類に大きな変化はないものの、関東地区では「初めてテレビCM出稿をした企業の数」が上昇しており、テレビCMへの裾野が広がっていることが分かる(2018年163社、2019年192社)。タレント別の出稿量では渡辺直美が初の1位となった。

テレビCM総出稿量は、3地区とも前年と大きく変わらず、ほぼ横ばい。商品種類別で見ると、3地区すべてで「通信・web系サービス」が最も多く出稿された。この傾向はトリバゴジャパン、Indeedなどを筆頭に2016年から継続して見られる。

関東地区の、商品種類別CM層出稿量ランキング(2019年1~12月)上位10位は以下の通り。

※カッコ内は前年比

1位:

通信・web系サービス(106.6%)

2位:

普通乗用車(99.3%)

3位:

郵便・電信・電話(96.8%)

4位:

住宅・建材総合(92.3%)

5位:

他の化粧品(101.2%)

6位:

飲食業(99.1%)

7位:

生命保険(98.8%)

8位:

他の非アルコール飲料(118.9%)

9位:

他の金融(111.5%)

10位:

他の食品(111.0%)

一方、関東地区におけるタレント別のCM露出量では、「渡辺直美」が、2位以下に大きく差をつけて、いずれも初の1位を獲得。これまでも上位の常連ではあったが、2019年のCM出稿量は2年前の倍になるなど(2017年154,185秒、2019年305,580秒)躍進した。

また前年に続き、ランキング上位10位には濱田岳、桐谷健太、松田翔太らKDDI(au)出演者、土屋太鳳、田中圭らソフトバンク出演者、UQコミュニケーションズから深田恭子など、大手携帯キャリアのCM出演者が目立った。

関東地区の、タレント別テレビCM量ランキング(2019年1~12月)は以下の通り。

※カッコ内は、主な出演CM:前年年間順位

1位:

渡辺直美(BOAT RACE振興会/アフラック生命保険 ちゃんと応える医療保険EVER/アフラック生命保険:8位)

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