メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×
コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

伝説の角川春樹監督のエピソードに衝撃(ゲスト:奈緒)【後編】

share

原田知世さんに似ている!?

中村:2020年の秋公開の映画も決まっています。『みをつくし料理帖』に松本穂香さんと出演されますよね。監督は角川春樹!そして角川春樹さんは生涯最後の作品と言っていると。本当かな、これ(笑)?

奈緒:角川さん、きっとまた撮るんじゃないかと私は思っているんです(笑)。

中村:角川さんは、お初じゃないんですか?

奈緒:お初です。

澤本:主役なんでしたっけ?

奈緒:松本穂香さんが主役です。女の子の友情の話が軸になっているのでその相手役の女の子です。

澤本:これはオーディションではないでしょ?

奈緒:これはオーディションではなく、顔合わせがあって。それも決まるかどうかは分からない状況で、何を見られているかも分からないし。「角川春樹さんと会って、私は何を話したらいいんだろう……」と思っていました。まず角川さんがこの作品のことをザーッと話してくださって、で、最後に「よろしくね」って言われたんです。「あれ?え?……はい…」って言って帰りながら、「よろしくねって言われたけど、決まったってことでいいのかな?」って……。その後に「決まりです」って聞きました。

中村:じゃあ、話している時に決めたんですね、角川さんは。

奈緒:びっくりしました。

澤本:角川さんは、奈緒ちゃんのことを好きだと思います。

奈緒:ふふふ(笑)。本当ですか?

澤本:僕はずっといろんな人に言っているんですけど、1980年代半ばの角川映画がむちゃくちゃ好きで。角川さんがその頃角川オーディションをやって、薬師丸ひろ子さん、渡辺典子さん、特別賞で原田知世さんを見い出して。その時の見つけてくる感じが、神がかっていたわけ。僕、知世ちゃんが大好きなんですけど、何となく雰囲気が似ているもん。

奈緒:うれしい!光栄すぎる。

中村:確かに。

澤本:角川さん、おそらく見た時に何となく自分の作品に合うっていう感じがしたんじゃないかなって推測しています。

奈緒:伝説もたくさんありますし、怖い方なのかなぁと思っていたんですけど、すごく優しい方でした。

次ページ「角川監督と玉田監督の演出の違い」へ続く