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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

伝説の角川春樹監督のエピソードに衝撃(ゲスト:奈緒)【後編】

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家族が人生のテーマ

澤本:この先どういう役をやりたいとかってあるんですか?

奈緒:家族ものをやりたいです。どういう役っていうのは実はあまりないですけど、それこそ尾野ちゃんが来た時も、「この役を私がやっていいと思ってくれる人がいるんだ!」って思いましたし、今いただいている役が全部そうなので。自分のことを無味無臭だと思っていて、そんなトリッキーな役をもらえるなんてって思いながらやっていたので、たぶん自分が考えることよりも人が考えて、奈緒ちゃんにこれやらせたら面白そうって思ってくれるもののほうが面白いんじゃないかなって。今は自分がやりたい役がなくて、もらったものをやりたいなあと。ただ、家族ものの作品にはすごく参加したいっていうのはありますね。

澤本:家族ものって言ってもいろいろあるじゃないですか、平凡な家族でも?

奈緒:そこが家族ものの面白いところだなって思っていて、みんなが持っているものなのにいろんな形があって、気づいたら家族がいなかった人もいるし、お父さんかお母さんがいない人もいたり。でも何不自由なく幸せな家庭を築いた人もきっといるだろうし、家族のことをすごく好きな人もいれば、煩わしいと思う人もいて、家族に対する人の考え方ってものすごく多様的で、面白いなって。身近なのにこんなに受け取り方が違うっていうのが、すごく突き詰めたくて。いろいろ知りたいなぁと。

澤本:でもね、ほっとくとストーカー役とかいっぱい来そう。

奈緒:そうですね(笑)。

中村:怖いものと、スピリチュアルには恵まれてそうですけどね。

奈緒:ただ、尾野ちゃんをやった後、私もそういう役がいっぱい来るだろうと想像していたんですけど全く来ない。むしろ真逆な役とかが来ているので、それもまた「やっぱり皆さん考えることが普通じゃないなあ、面白いなぁ、すごいなぁ」って。

中村:奈緒ちゃんは、ご自分の家族、ママとかはお友だちみたいな感じだったとか?自分の家族は他と比べて違うとか、なかなか比べられないものですけど…。

奈緒:そうですね、うちは他の家庭とはけっこう違うところもあったと思います。一度も家族を嫌いだなと思ったことがなくて、家族のことが大好きで、大事だったのでそれがすごく不思議。今の歳になって最近すごく思うんですよ。それは血がつながっている、つながっていないとかじゃなくて、家族だから好きなのか、好きな人たちがたまたま家族だったのか…、どっちなんだろう?と考えることがあって。「家族ってなんなんだろう?」って。

澤本:テーマなんだ。

奈緒:はい、たぶん私の人生の一つのテーマだと思います。

澤本:普通に家族の話から離れちゃうんだけど、友だちってどういう人なんですか?

奈緒:交友関係でいうと、それこそ“みをつくし”の松本穂香ちゃんもよく遊んでもらってたり、あとは朝ドラで一緒だった永野芽郁ちゃんと、上白石萌音ちゃんもよくお散歩したりとか。

澤本:お散歩したり?

奈緒:はい(笑)。池を見たりとかしています。

澤本:仲良くなる人の特徴ってあるんですか?

奈緒:ありますね。何なんですかね、会った瞬間にわかるんですよ。気が合うっていうのが。優しい人が好きです(笑)。

中村:というわけですね、不思議な奈緒ちゃんの魅力で、ずっとしゃべっていられそうな感がありますが、そろそろお別れの時間が近づいてきております。まず奈緒ちゃんのほうから今後のご予定を改めてアナウンスしてもらってもよろしいですか?

奈緒:2020年2月21日から『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』という映画が公開されていて、『みをつくし料理帖』(10月16日公開予定)という映画も公開される予定ですのでぜひ劇場にお越しください。

中村:角川春樹生涯最後の作品などなど目白押しなので、皆さんチェックしてみてください。この番組はラジコタイムフリーでも聴くことができます。もう一度聴きたいという方はぜひアクセスしてみてください。というわけで今夜のゲストは女優の奈緒さんでした。ありがとうございました。

奈緒:ありがとうございました。

〈END〉