ゼロから「クックパッド」を倒すために圧倒的なスケールで勝負
権八:
すごいね!
中村:
「クラシル」は今や有名になって、僕らもそれきっかけで堀江くんのことを知るようになったわけですけど、どうやって現在に至ったんですか?トライアンドエラーというか。
堀江:
基本的にビジネスを考える時は、新しいビジネスなんてあまり存在しないと思っています。大体は何かの転用なんですよ。要はすでにマーケットがあるところに、ちゃんともっと便利なものをつくろうという話。世の中はこれだけ資本市場が進んでいて、その中でチャレンジしてきた人がたくさんいて、頭良い人もいっぱいいるわけじゃないですか。中々新しい産業なんて生まれないんですよね。僕はすでにある市場の中で、「どの市場を取るべきだろう」ということをずっと考えていました。究極的には、新しいアイデアなんてないと思って。あくまで、何かと何かの掛け合わせでしかない。