この本について
「企画書やメールを読みやすく書きたい」
「人事の印象に残るエントリーシートを書きたい」
本書はそんな悩みを抱えるビジネスパーソンや、就職活動中の学生に向けられています。
文章が読みにくい理由は、ただひとつ。「書きすぎ」です。伝えたい内容をあれもこれも詰め込みすぎてしまい、言葉に贅肉がつきパフォーマンスが悪化。読みにくくなってしまうのです。なので、解決方法もただひとつ。言葉の贅肉を削ぎ落とす。つまり「言葉ダイエット」です。
筆者の本業はコピーライターです。コピーライティングのスキルは、すべての文章を読みやすくするのに役に立つ。そんな考えから、本書を執筆しました。
本書で得られる内容は、次の4つです。
(1)読みやすい文章の書き方
必要なのは「才能」ではなく「スキル」です。「スキル」なので、誰でも覚えられます。読んですぐ使えるし、使うほどに上達します。
(2)こんなビジネス文章はイヤだ!
ダメなビジネス文章の例を紹介。(1)のスキルで読みやすくする方法を解説します。ビジネスや就活にすぐに使えるよう、メールやエントリーシート、企画書など幅広い文例を用意しました。
(3)読みたくなる文章の書き方
そもそも読みたくなる内容でなければ、読みやすくなりません。読み手をひきつける文章を書くための、コピーライターの発想法を紹介します。
(4)読みやすい文章 実例集
広告コピーを中心とした実例の紹介を通して、各文の構造を解説します。
言葉ダイエット、スタートです!
目次
〚本文〛
第1章 なぜあなたのメールや企画書、エントリーシートは読みにくいのか?
・なぜあなたのメールや企画書、エントリーシートは読みにくいのか?
・「書く」より「消す」が文章を決める
・難しい文章は、ほぼ、ヘタクソな文章だ
・「才能」ではない。「スキル」である
第2章 言葉ダイエットで、短く書こう
・ビジネス文章が長くなる原因
・理由(1)「読んでもらえる前提でいるから」
・理由(2)「あなたが真面目で、能力が高いから」
・言葉ダイエットその1/ひとつの文には、ひとつの内容だけ
・言葉ダイエットその2/1文は40~60文字以内
・言葉ダイエットその3/抽象論禁止
・言葉ダイエットその4/繰り返し禁止
・言葉ダイエットその5/ムダな敬語禁止
