「ブランデッドエンターテイメント お金を払ってでも見たい広告」(PJペレイラ 編/鈴木智也 監修・訳)— まえがき

■公然の秘密

私たちがNetflixなどのアドフリープラットフォームでコンテンツを楽しむ本当の理由はなんでしょうか。

「エレファント・イン・ザ・ルーム(部屋の中の象)」と言う慣用句があります。重大な問題なのに、皆が見て見ないふりをしているような状況の事です。「広告」は飛ばせるなら、飛ばしたい。これはコミュニケーション産業に関わる、ほとんどの人が実は課題と認識しているのに、声を上げてこなかったポイントなのではないでしょうか。テレビドラマを見ていたら、良いところでいきなりブツっと、ドラマが止まり、ドラマの内容と直接関係のないコマーシャルが2分から3分流れ、そしてまたドラマに戻る。エンターテイメントを楽しみたいユーザー体験として、果たして優れていると言えるでしょうか。Netflixなどの配信サービスでは基本的にはドラマの途中でコマーシャルで止められることはありません。広告で遮られないという特徴が受け入れられているのではないでしょうか。

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