2004年に米・NYでの開催から始まった「Advertising Week」。2016年には東京でアジア初となる「Advertising Week Asia」が開催され、以後毎年開催。今年10月14日~15日までの期間に、5回目となる「Advertising Week Asia」が開催となる。
今年は全編オンラインでの開催となるが、オンラインになったからこそ日本独自に企画したセッションだけでなく、米国・欧州で開催の「Advertising Week」のセッションの一部を視聴することが可能になる(見逃し視聴は10月末まで可能)。
日本の広告界が議論すべきテーマを参加するボードメンバーが持ち寄り、セッションが企画される「Advertising Week Asia」。アドバイザリーボードのメンバーが今、日本の広告界が向き合う課題、そして希望についてリレー形式で語っていく。
今年は全編オンラインでの開催となるが、オンラインになったからこそ日本独自に企画したセッションだけでなく、米国・欧州で開催の「Advertising Week」のセッションの一部を視聴することが可能になる(見逃し視聴は10月末まで可能)。
日本の広告界が議論すべきテーマを参加するボードメンバーが持ち寄り、セッションが企画される「Advertising Week Asia」。アドバイザリーボードのメンバーが今、日本の広告界が向き合う課題、そして希望についてリレー形式で語っていく。
「ダンス・ハマー・ダンス」時代のリアルビジネス – すでに起こった未来への対応
私が電通を卒業してはや20年の月日が流れました。そのご縁から「Advertising Week Asia(AWA)」のアドバイザリーカウンシルをやらせていただいて今回で5回目のAWAをむかえます。現在は富裕層向け旅行業をはじめとする富裕層ビジネスを多角的に展開する事業をしていますが、小売りやイベントなどと並び観光産業においては今般の新型コロナウイルス感染症の影響ははかりしれないダメージをもたらした一方で、それは測らずも古い業界体質の中でデジタルトランスフォーメーションの導入などに否応なく対応するポジティブな環境も生み出しました。
モノが売れない、表現ができない、どころか活動そのものができない、という突然の試練に立たされたリアルビジネスの突破口を見いだすことは困難を極めていますが、どんなことに困って、「いますぐできること」にどのように取り組み始めたか、を総ざらいしておくと
AWA
のパネルとしてお役に立てそうだ、と感じていました。また、アドバイザリーカウンシルのメンバーとしても多くのダメージを受けた業種の多用な意見を網羅できるようなセッションが必要だろう、と考え今回のパネルを組み立てました。広告のテクニカルな進化や変化でなくリアルビジネスの変化を知ることはAWAに参加いただく皆様のみならず誰にとっても重要な意味を持つ、と考えたわけです。