タウン誌・フリーペーパーの祭典「日本地域情報コンテンツ大賞」今年の受賞作品を発表

日本地域情報振興協会は、第10回タウン誌・フリーペーパーの祭典「日本地域情報コンテンツ大賞2020」の表彰式を11月19日、オンラインにて開催した。狙いは、全国各地に約3000誌あるとされるタウン誌、フリーペーパーの実績や活動、地域経済活性化に貢献している媒体の活動を促進し、地域の魅力発見・地方創生に貢献することだ。今年は過去最大の475媒体が参加した。

大賞は自治体部門から松浦市(長崎県)の『meets!まつら(vol.15)』、フリーペーパー部門から旭川通運 (北海道)の『モトクラシー』の2作品が受賞した。

松浦市(長崎県)の『meets!まつら(vol.15)』。

『meets!まつら(vol.15)』の受賞理由について同協会は、松浦産アジの認知拡大と地域活性化を目指し、昨年4月に「アジフライの聖地」宣言をした松浦市による取り組みの一環として、東京・高田馬場にもアジフライの名店が出現するなど、確かな成果を見せている点や、本誌主導による関連グッズ開発をはじめ、地域を巻き込みながらシビックプライドを具現化させ続けている点を高く評価した、としている。

友田吉泰松浦市長は、受賞を受け、「松浦市には、アジの水揚げ『日本一』の魚市場があります。日本一という強みを地域活性化にしたいという強い想いから、2019年4月より『アジフライの聖地』宣言を行いました。この冊子を作成できたのは、魚市場にたくさんの新鮮な魚を届けてくれる生産者の皆さまのおかげであり、お店で実際に美味しいアジフライを提供してくださった皆さまのおかげです。アジフライの概念を変える松浦市のアジフライを今後もたくさんの人に知っていただきたいです」とコメントした。

次にフリーペーパー部門からの大賞作品である旭川通運 (北海道)の『モトクラシー』。同作品の受賞理由について同協会は、地元の暮らしをより豊かに楽しくすることをコンセプトに多くの情報がコンパクトにまとめられた手に取りたくなる情報誌だと評価。デサインや画像の構図に至るまで今の時代に即しており、「新しい発見がありそうだ」と、読者をワクワクさせてくれる点や、QRコードからGoogleマップへの誘導も効果的でバイリンガル使用になっている点からも、地域経済活性化への取り組みも高いと考えた、という。

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