そんな尾崎さんが歌詞を書く上で意識をしていることは、誰も使っていない“売れ残ったテーマ”を選ぶこと。ライブハウスで活動していた頃、“このままでは多分売れない”と切羽詰まっていた状況のとき、
「(誰もやっていなかった)“エロ(の世界観)”を本気でやろうと思った。“この切り口で真面目にやっている人はいないぞ”と思ってつくったのが、『イノチミジカシコイセヨオトメ』という曲。あれで変わりましたね。自分でもかなり気持ちが入ったというか、失礼のないように登場人物にちゃんと本気で向き合って、切実な気持ちで曲をつくろうと思った」と語ります。