思い出すきっかけをつくれば認知度がアドバンテージに
「ロングセラーブランドの場合、ヘビーユーザーの方がいらっしゃるので、大きな変化は難しい。それゆえ、ニュースをつくりにくいという課題があります」(坂東氏)。しかし反面、休眠顧客に対しては「商品が認知されている」「味が知られている」というアドバンテージがある。存在を思い出してもらうような新たな施策があれば、購入に対するハードルは新規層に比べて低い。先の「カンロ飴食堂」は中期経営計画にもとづく企業としての発信でありながら、プロダクトの有効なマーケティング活動としても機能している。
