東京広告協会は12月24日、第40回「東京広告協会 白川忍賞」選考委員会が同10日に開かれ、伊藤雅俊氏(味の素取締役会長、日本アドバタイザーズ協会理事長)が「白川忍賞」に選出されたと発表した。
同賞は1947年に設立された日本広告会(現東京広告協会)の初代理事長・故白川忍氏(資生堂宣伝普及部長、同常務取締役等歴任)より贈与された寄付金をもとに、1982年に制定されたもの。同氏の広告界における卓越した業績を讃えて、毎年広告の発展向上に貢献した業績や活動に対して贈られる。
伊藤氏は味の素代表取締役社長、代表取締役会長を歴任し、2019年から現職。2016年から、 日本アドバタイザーズ協会(JAA)理事長として、デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言の発出、働き方改革につながる広告制作プロセスマネジメントハンドブックの制作、ダイバーシティ委員会創設による社会課題への取り組み強化などに取り組んできた。
日本スポーツ協会会長として、スポーツ分野からも広告界全体をサポートしている。広告を取り巻く環境が大きく変化する中、業界の発展と健全化に尽力し、大きな影響を与えたことから今回の贈賞となった。
贈賞は、2021年2月24日、東京會舘で開かれる第93回定時総会の席上で行われる。
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